夢を形にできる仕事

「愛知電機といえば、変圧器を製造している会社」というイメージをもつ方が多いと思いますが、変圧器以外にも多くの製品があります。私が所属する配電システムグループは、「配電自動化システム」の開発、設計を行っています。配電自動化システムの「親局装置」は、電柱に設置された「子局」や、家庭などにあるスマートメーターから様々なデータを取得して配電系統を常時監視しています。自然災害などで停電が発生すると、親局装置から電柱にある開閉器を遠隔操作し、電気の流れを切り替えることで停電の影響範囲を最小にします。

子供の頃からものづくりが好きで、将来の夢は世の中で役に立つものを自分の手で作る事でした。電力インフラを支える機器の設計、開発をしている愛知電機であれば自分の夢を叶えられると思い、入社を決めました。

目標は親局のエキスパートになること

私の主な業務内容は、親局装置のプログラム設計と試験です。プログラムについての知識は浅く、大学の授業でC言語を履修した程度でした。しかし、職場の先輩方に親切に教えていただき、親局装置のプログラム設計に対処することができつつあり、業務を遂行する力が着実についてきたように思います。

親局装置は、止める事ができない電気を24時間監視する重要な機器であるため、ひとたびシステム障害がおこれば休日であっても出勤し、対処する必要があります。大変なこともありますが、その分自分の仕事が人々の生活を支えているという実感につながっています。電柱に取り付けられた機器には、電気を安定供給するための様々な機能があります。それらの機器を取りまとめる装置の設計に携われることを誇らしく思っています。今後は親局や関連する機器についてもさらに理解を深め、お客様からの疑問点などに適切な解答ができるような存在になりたいです。また製品を使用する立場になって考え、誰もが簡単に操作できるような製品設計をしていきたいです。