ロッキングミキサー
混合
特 徴
ソフト混合
粉粒体に自重以外の力を加えずに、弱い力で混合できる。
造粒物、顆粒などの壊れやすい粉粒体でも粉化することなく混合できる。
セラミックスなどの硬い粉体の混合でも、容器内面の磨耗が発生しにくい。
凝集物の解砕が必要な場合は、粉砕メディアを入れたり、解砕機能を付加する。
混合方式
バッフルと容器回転にて粉粒体を持ちあげ、揺動にて傾斜方向に移動させて混合する。
バッフルと回転にて粉流体を掻き揚げて、揺動にて3次元対流を発生させる。
回転数・揺動数の調整により、比重差、粒径差の大きい粉体でも混合できる。
回転数が遅いため遠心力が小さく、金属など高比重の材料でも安定した動作で混合できる。
回転による拡散混合と揺動による移動混合を同時に行なうことで短時間での均一混合が可能。

混合能力
粉体物性によって混合時間や混合度は変わるが、一般的な粉粒体では3~15分で混合を完了できる。
装置がスケールアップしても混合時間や混合度は同じになるように装置設計。
装入率によって混合時間が長くなるが、混合度は同じ。

洗浄容易
容器は構造がシンプルで洗浄しやすい。
付着性の弱い粉粒体は、エアーブローと集塵で洗浄。
付着性の強い粉は高圧水などで洗浄。
容器が着脱できるため、他のエリアに移動させて洗浄できる。
機械撹拌式混合機と異なり、撹拌羽根や軸シール部の洗浄が不要で、コンタミのリスクも低い。
設 置
他の容器回転型混合機に比べ運転スペースが小さく、天井高さが低いところでも大型機が設置できる。
キャスターかアンカーで設置でき、特別な基礎工事が不要。
振動が発生せずに運転音が静か。
メンテナンス
構造がシンプルなため長寿命。
消耗部品が少なく、ランニングコストが安い。
標準構造図

参考仕様表
型 式 | 容器容積(仕込容積)L | 外形寸法 X×Y×Z mm | 排出高さ Z' mm |
---|---|---|---|
RM-10(G) | 10(5) | 310×400×395 | 無 |
RM-10(S) | 10(8) | 310×400×395 | 無 |
RM-30 | 30(15) | 540×580×770 | 355 |
RM-60 | 60(30) | 700×730×990 | 505 |
RM-100 | 100(50) | 800×905×1255 | 725 |
RM-150 | 150(75) | 890×1070×1315 | 730 |
RM-300 | 300(150) | 1010×1355×1570 | 755 |
RM-600 | 600(300) | 1280×1790×2060 | 1200 |
RM-1000 | 1000(500) | 1560×2280×2270 | 1250 |
RM-1500 | 1500(750) | 1650×2350×2450 | 1300 |
RM-2000 | 2000(1000) | 1800×2640×2730 | 1450 |
RM-2500 | 2500(1250) | 1900×2800×2950 | 1500 |
RM-3000 | 3000(1500) | 2000×3100×3150 | 1550 |
RM-4000 | 4000(2000) | 2100×3310×3380 | 1600 |
RM-5000 | 5000(2500) | 2260×3590×3680 | 1650 |
RM-6000 | 6000(3000) | 2400×3790×3870 | 1700 |
RM-8000 | 8000(4000) | 2960×3900×5260 | 2580 |
仕 様
本 体
フレームはSS、外装はSPCCが標準。要望によりSUS304にて製作可能。
防爆仕様にて製作可能。
高比重粉体仕様にて製作可能。
装置高さを抑えた低床型で製作可能。
粉粒体が投入しやすい、投入時の容器傾斜が大きい仕様にて製作可能。
容器内壁への粉粒体の付着は、対策としてノッカーを追加して製作可能。
容 器
SUS304、バフ研磨#220仕上げが標準。
要望によりSUS316、SUS316Lにて製作可能。
容器容量10Lのみガラスにて製作可能。
内面処理例
- ビードカット
- フッ素コーティング
- アルミナライニング
- ウレタンコーティング
- ショットブラスト
短納期仕様
RM-10(S)-3
容器容量10L
容器材質SUS304
RMC-300(S)MC
容器容量300L
容器材質SUS304
※
容器容量:10~8000 Lまで対応可能
排出機構
排出方法
回転とバッフルにより粉流体を容器横の排出口に移動させて排出する。
回転により粉粒体が流動化するため、流動性の悪い粉流体でも閉塞することなく排出できる。
付着物以外は完全に排出できる。
回転数を制御することで、混合後の粉流体を小分けして排出できる。
排出時に発生する粉塵は、集塵フード、簡易閉回路、完全閉回路にて抑制する。
飛散防止の排出アダプターは要望により最適なものを選定する。

排出アダプター種類
標 準 | 流動性の良い 粉体用 |
粉砕メディア 選別用 |
除鉄用 | 流量調整用 |
---|---|---|---|---|
![]() ストレート形 |
![]() ロート形 |
![]() 網 付 |
![]() マグネット付 |
![]() スクリュー付 |
投入方法
小型機は容器を傾斜させて横から投入。
大型機は容器を水平にして上部から投入。
投入口の開閉は自動化ができる。
容器着脱
容器は着脱でき、混合容器、運搬容器、貯蔵容器の3つの機能を多品種生産に適する。
縦向き | 縦向き | 横向き |
---|---|---|
![]() 着脱機能 |
![]() 反転リフトラー |
![]() コンテナリフト |
容器運搬
容器の運搬はコンベアや台車で行う。
縦向き | 横向き |
---|---|
![]() コンベア |
![]() 台 車 |
特 徴
洗浄性向上
装置水洗い可能
装置外装はSUS304製で、防水防塵構造のため、装置に容器を載せたまま水洗いが可能です。
投入作業向上

本機は+20~+90°まで任意角度で投入できます。安息角が高く、流れにくい粉体でも、投入作業中に容器を回転させる必要がありません。
+90°傾斜させることによりフレコンバックからの投入も可能です。
仕 様
RM2C-1000(S)
容器容量1000L
容器材質SUS304
※左記以外は受注生産対応可能
容器容量:600~2000 Lまで対応可能
