混 合
容器回転揺動型
粉体混合機 ロッキングミキサー
標 準
当社のスタンダード機種。
粉粒体を壊さずに混合でき、洗浄容易・排出容易・容器着脱・長寿命などの特徴を持つ。
容器容積8000L(仕込容積4000L)まで製作可能。
参考図
RM-300
容器容積300L
仕込150L(150kg)
RM-6000
容器容積6000L
仕込3000L(3000kg)
標準構造図
参考仕様表
型 式 | 容器容積(仕込容積) L |
外形寸法 X×Y×Z mm |
排出高さ Z' mm |
---|---|---|---|
RM-10(G) | 10(5) | 310×400×395 | 無 |
RM-10(S) | 10(8) | 310×400×395 | 無 |
RM-30 | 30(15) | 540×580×770 | 355 |
RM-60 | 60(30) | 700×730×990 | 505 |
RM-100 | 100(50) | 800×905×1255 | 725 |
RM-150 | 150(75) | 890×1070×1315 | 730 |
RM-300 | 300(150) | 1010×1355×1570 | 755 |
RM-600 | 600(300) | 1280×1790×2060 | 1200 |
RM-1000 | 1000(500) | 1560×2280×2270 | 1250 |
RM-1500 | 1500(750) | 1650×2350×2450 | 1300 |
RM-2000 | 2000(1000) | 1800×2640×2730 | 1450 |
RM-2500 | 2500(1250) | 1900×2800×2950 | 1500 |
RM-3000 | 3000(1500) | 2000×3100×3150 | 1550 |
RM-4000 | 4000(2000) | 2100×3310×3380 | 1600 |
RM-5000 | 5000(2500) | 2260×3590×3680 | 1650 |
RM-6000 | 6000(3000) | 2400×3790×3870 | 1700 |
RM-8000 | 8000(4000) | 2960×3900×5260 | 2580 |
型 式 | 排出口径 | 総質量(容器質量) kg |
制御盤 | 設 置 |
---|---|---|---|---|
RM-10(G) | 140 | 15(4) | 前面パネル | パッド |
RM-10(S) | 200 | 14(3) | 前面パネル | パッド |
RM-30 | 160 | 60( 8.5 ) | 直付盤 | キャスター |
RM-60 | 160 | 115(15) | 直付盤 | キャスター |
RM-100 | 140 | 190(30) | 直付盤 | キャスター |
RM-150 | 210 | 220(50) | 直付盤 | キャスター |
RM-300 | 210 | 340(60) | 直付盤 | キャスター |
RM-600 | 210 | 1150(140) | 直付盤 | アンカー固定 |
RM-1000 | 210 | 1700(240) | 直付盤 | アンカー固定 |
RM-1500 | 210 | 2200(320) | 直付盤 | アンカー固定 |
RM-2000 | 260 | 2600(430) | 直付盤 | アンカー固定 |
RM-2500 | 260 | 3000(500) | 自立盤 | アンカー固定 |
RM-3000 | 260 | 3500(620) | 自立盤 | アンカー固定 |
RM-4000 | 260 | 4100(700) | 自立盤 | アンカー固定 |
RM-5000 | 260 | 4800(780) | 自立盤 | アンカー固定 |
RM-6000 | 260 | 6100(1100) | 自立盤 | アンカー固定 |
RM-8000 | 260 | 17500(2200) | 自立盤 | アンカー固定 |
ロッキングミキサーシリーズ 型式と機能
特 徴
ソフト混合
粉粒体に自重以外の力を加えずに、弱い力で混合できる。
造粒物、顆粒などの壊れやすい粉粒体でも粉化することなく混合できる。
セラミックスなどの硬い粉体の混合でも、カプセル内面の磨耗が発生しにくい。
凝集物の解砕が必要な場合は、粉砕メディアを入れたり、解砕機能を付加する。
混合方式
バッフルと容器回転にて粉粒体を持ちあげ、揺動にて傾斜方向に移動させて混合する。
バッフルと回転にて粉流体を掻き揚げて、揺動にて3次元対流を発生させる。
回転数・揺動数の調整により、比重差、粒径差の大きい粉体でも混合できる。
回転数が遅いため遠心力が小さく、金属など高比重の材料でも安定した動作で混合できる。
混合能力
粉体物性によって混合時間や混合度は変わるが、一般的な粉粒体では3~15分で混合を完了できる。
装置がスケールアップしても混合時間や混合度は同じになるように装置設計。
装入率によって混合時間が長くなるが、混合度は同じ。
混合実績の一例
洗浄容易
カプセルは構造がシンプルで洗浄しやすい。
付着性の弱い粉粒体は、エアーブローと集塵で洗浄。
付着性の強い粉は高圧水などで洗浄。
カプセルが着脱できるため、他のエリアに移動させて洗浄できる。
機械撹拌式混合機と異なり、撹拌羽根や軸シール部の洗浄が不要で、コンタミのリスクも低い。
設 置
他の容器回転型混合機に比べ運転スペースが小さく、天井高さが低いところでも大型機が設置できる。
キャスターかアンカーで設置でき、特別な基礎工事が不要。
振動が発生せずに運転音が静か。
メンテナンス
構造がシンプルなため長寿命。
消耗部品が少なく、ランニングコストが安い。
即納機種
容器容量10Lと300Lは常備在庫のため即納可能。
RM-10-3G
容器容量10L
容器材質ガラス
RM-10-3S
容器容量10L
容器材質SUS304
RMC-300(S)MC
容器容量300L
容器材質SUS304
仕 様
本 体
フレームはSS、外装はSPCCが標準。要望によりSUS304にて製作可能。
防爆仕様にて製作可能。
高比重粉体仕様にて製作可能。
装置高さを抑えた低床型で製作可能。
粉粒体が投入しやすい、投入時の容器傾斜が大きい仕様にて製作可能。
容器内壁への粉粒体の付着は、対策としてノッカーを追加して製作可能。
容 器
SUS304、バフ研磨#220仕上げが標準。
要望によりSUS316、SUS316Lにて製作可能。
容器容量10Lのみガラスにて製作可能。
内面処理例
- ビードカット
- フッ素コーティング
- アルミナライニング
- ウレタンコーティング
- ショットブラスト
ハンドリング
開口部構造
標準仕様はスライドハンドルと締付ボルトのため作業性が良い。
標 準 | サニタリー・高気密仕様 | ||
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スライドハンドル | 締付ボルト | フェルール | フランジ |
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材 質 | |||
単泡シリコン スポンジゴム |
シリコンゴム | NBRゴム (バイトンゴム) (シリコンゴム) |
NBRゴム (バイトンゴム) (シリコンゴム) |
排出方法
回転とバッフルにより粉流体を容器横の排出口に移動させて排出する。
回転により粉粒体が流動化するため、流動性の悪い粉流体でも閉塞することなく排出できる。
付着物以外は完全に排出できる。
回転数を制御することで、混合後の粉流体を小分けして排出できる。
排出時に発生する粉塵は、集塵フード、簡易閉回路、完全閉回路にて抑制する。
飛散防止の排出アダプターは要望により最適なものを選定する。
排出口の開閉は自動化できる。
排出アダプター種類
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標 準 | 流動性の良い 粉体用 |
粉砕メディア選別用 | 除鉄用 | 流量調整用 |
---|
粉塵対策
集塵フード付排出
簡易閉回路排出
完全閉回路排出
投入方法
小型機は容器を傾斜させて横から投入。
大型機は容器を水平にして上部から投入。
投入口の開閉は自動化ができる。
型 式 | 容器容積 (仕込容積) L |
投入方向 | |||
---|---|---|---|---|---|
RM-10(G,S) | 10(8) | ![]() |
側面投入 (投入口・ 排出口兼用) |
||
RM-30 | 30(15) | ||||
RM-60 | 60(30) | ||||
RM-100 | 100(50) | ![]() |
側面投入 (投入口・ 排出口別) |
||
RM-150 | 150(75) | ||||
RM-300 | 300(150) | ||||
RM-600 | 600(300) | ![]() |
上部投入 | ||
RM-1000 | 1000(500) | ||||
RM-1500 | 1500(750) | ||||
RM-2000 | 2000(1000) | ||||
RM-2500 | 2500(1250) | ||||
RM-3000 | 3000(1500) | ||||
RM-4000 | 4000(2000) | ||||
RM-5000 | 5000(2500) | ||||
RM-6000 | 6000(3000) |
自動化事例
重力落下や輸送機にてホッパーに充填。
伸縮式投入シュートにてホッパーと投入口を接続。ホッパーをスライドさせて投入シュートと投入口を接続することも可能。
投入口の蓋をオートマニピュレータで自動着脱。投入口の開閉はバタフライバルブも選定可能。
排出口の蓋をオートマニピュレータで自動着脱。排出口の開閉はバタフライバルブも選定可能。
容器着脱
容器は着脱でき、混合容器、運搬容器、貯蔵容器の3つの機能を多品種生産に適する。
縦向き
RM-CD着脱機能
縦向き
反転リフトラー
横向き
コンテナリフト吊り上げ
容器運搬
カプセルの運搬はコンベアや台車で行う。
縦向き
コンベア
横向き
台 車
コンベア輸送事例
排出口の開閉はバタフライバルブや自動着脱蓋などで省力化・自動化ができる。